
半角カナを全角カナにしたい

半角カナが混じっている
ご提供頂くデータの中に、半角カナが含まれている場合があります。
古参のシステムの場合に、全角カナが使えないシステムがあります。描画性能の問題で画面上に表せなかったので幅の狭い半角カナが採用されました。半角カナはレイアウト上も半分になるため、その名残から携帯でもよく用いられ、SMSでも良く使われていました。
納品書などの伝票にはレイアウトの制限が多々あり、商品名などカタカナ表記される会社様は多く、そのまま提供されることがあります。
半角カナを全角カナに変換する
全角カナへ変換するにはJIS(ジス)関数を使います。文字コードの規格は、日本産業規格(Japanese Industrial Standards)に定めていることからその頭文字が関数名に使われています。JIS関数の書式は、
JIS(文字列)
になります。
仮に半角カナがあるセルの位置がA1とします。
=JIS(A1)
非常に簡単です。
式の解説
第1引数
=JIS(A1)
半角カナがあるセルの位置を指定します。
Massteryで対応するとこうなる
指定内容
- 変換対象カラム
- Massteryはフォーマットの項目単位で変換を指定しますので、入力ファイルの項目(列の名称)を指定します。
- 変換方法
- 変換対象カラムに値またはロジックを適用する「=」を指定します。
- 値または変換ロジック
- JIS(“商品名”)
JIS関数式の解説
Massteryでの書式は以下になります。
JIS("変換対象カラム名称")
引数は1つになります。
引数
JIS("商品名")
変換対象カラムで項目を指定していますが、第1引数においても同じく変換対象を指定します。カラム名称を指定する場合は、ダブルクォーテーションで囲います。