
文字列の右端から指定する文字数を取り出したい

特定の項目値の語尾の文字を使いたい
ご提供頂くデータの中から特定の項目の一部を取り出して別の項目にするということがあります。
元 | 出力 |
---|---|
Oct/20/2020 | 2020年 |
海外の仕入先様から提供されるデータは年月日の表記が日本と異なり製造年度の項目が無く、製造年月日や発売日などの項目として提供され、加工して情報を掲載するといったことが特定の会社様ではあります。
末尾から指定文字数分の文字を取り出す
文字列の末尾から指定した数の文字を取り出すにはRIGHT関数を使います。RIGHT関数の書式は、
RIGHT(文字列, [文字数])
になります。
仮に文字を取り出したい文字列があるセルの位置がA1とします。
=RIGHT(A1, 4)
式の解説
第1引数
=RIGHT(A1, 4)
文字を取り出したい文字列があるセルの位置を指定します。
第2引数
=RIGHT(A1, 4)
取り出したい文字数を数値で指定します。
何も指定しない場合は、末尾から1文字取り出します。
Massteryで対応するとこうなる
Massteryには変換を行う際に、変換条件を指定して期待する出力結果とする機能があります。
条件の指定にはエクセルのようにMasstery内で使用できる関数があり、エクセルと同じようにRIGHT関数があります。
指定内容
- 変換対象カラム
- Massteryはフォーマットの項目単位で変換を指定しますので、出力ファイルの項目(列の名称)を指定します。
- 変換方法
- 変換対象カラムに値またはロジックを適用する「=」を指定します。
- 値または変換ロジック
- RIGHT(“release date”,4)&年
RIGHT関数式の解説
Massteryでの書式は以下になります。
RIGHT("変換対象カラム名称",文字数)
エクセルと同じように第2引数まで指定できます。
第1引数
RIGHT("発売日",4)&年
変換対象カラムで項目を指定していますが、第1引数においても同じく変換対象を指定します。カラム名称を指定する場合は、ダブルクォーテーションで囲います。
第2引数
RIGHT("発売日",4)&年
文頭の例では年の文字を抽出しますので4を指定します。
文字の追加
RIGHT("発売日",4)&年
取り出した文字に単位をつけますので、数式と文字を組み合わせて「&年」を指定することで期待する出力となります。