第1章 Massteryの全体像

 

Massteryの概要

Massteryはデータ整備・データ管理・データ運用などの業務を一元的に行い、多くの人手と時間が必要だったデータ整備を自動化できるサービスです。
下記でご案内している内容は一例ですので、お困り事がございましたらお問い合わせ下さい。

Massteryでできること

  • フォーマットの統一
  • カテゴリの自動分類
  • お客様独自の変換ルールの設定
  • 差分情報の取得
  • 基幹システムとの連携
  • データダウンロード

Massteryで解決できる課題

  • 複数の仕入先から提供されるデータをExcel(マクロ)などを利用し自社フォーマットに変換している。
  • データ整備の業務に利用しているExcel(マクロ)などの仕様が属人化して、引き継げる人がいない。
  • データ件数が数万~数十万件あり、ファイルの閲覧やデータ変換に時間が掛かっている。
  • ECサイトの商品に手動でカテゴリを設定しており、その作業に時間が掛かっている。
  • 基幹システムや管理ツールの項目を追加・拡張をしたいがコストがかかるため対応できていない。

Massteryデータ変換イメージ

Massteryの仕組み

データアップロードから変換完了までの手順をご紹介します。※詳細は別の章にてご案内致します。

  1. 変換したいデータをMassteryにアップロード。
  2. アップロードが完了したら、アップロードしたデータの仕入先を指定。
  3. Massteryがデータを読み込み、登録されている変換ルールでデータ変換を行い、指定されたフォーマットに出力します。
  4. 出力されたデータを変更したい場合は、変換ルールを追加し再変換することで、変換完了後のデータを修正することができます。

Masstery画面相関図

機能概要

Massteryがどのような機能を備えているかご説明致します。

フォーマット

  • 各仕入先からのバラバラなフォーマットを自社フォーマットの形式に変換します。(アップロードデータはExcel・CSV・TSV様々なデータ形式に対応)
  • 追加したい項目を拡張できます。
  • カタログ用フォーマット、ECサイト用フォーマット、取引先提出用フォーマットなど、用途別のフォーマットで出力できます。
  • アップロードデータはExcelデータ、ダウンロードデータはCSVデータというように、提供元や基幹システムの制約に応じたフォーマットでのデータ入出力が可能です。

変換設定

  • 項目ごとに変換に関する初期値の設定をできます。(例:空白を必ず削除、英数字を必ず半角など)
  • 多岐にわたる関数を利用することで文字の置換、特定文字列の削除、項目同士の計算など様々な変換ができます。
  • 全体共通の変換ルールの他に仕入先ごとに独自の変換ルールを登録することができ、仕入先に合わせた変換を行うことができます。

比較・抽出

  • Massteryに保存されているデータと新たにアップロードされたデータを比較し、「新規データ」・「更新データ」の差分比較をすることができます。
  • 更新データが比較しやすいように、差分を色付けして画面に出力し、更新情報を確認することができます。
  • アップロードデータの検知条件を登録しておくことで、データアップロード時にデータの不備やデータ提供元へ確認が必要な項目を自動で出力することができます。
  • 現行の商品データと所属しているカテゴリ情報をご提供いただくことで、機械学習の技術を用いて教師データ(正解データ)を作成し、カテゴリの自動抽出をします。
  • 新しく登録するデータがどのカテゴリに所属するのか教師データをもとに判別し、自動抽出します。

管理

  • 変換したデータをMasstery内に蓄積したり、蓄積されたデータから新たにアップロードするデータを仕分けできます。
  • 出力項目の追加や複数フォーマットをMasstery内に保持するなど自由度の高い設定が可能です。
  • データ変換に必要な条件は設定画面に一覧表示し確認・編集・登録をすることができます。
  • 置換マスタや参照マスタなど、データ変換の際に利用するマスタを登録することができます。